似ているけど全然違う|桜えびとオキアミの違い

カテゴリー:レシピ関連

お好み焼きに入れたりかき揚げにしたりと、私たちが普段からよく目にする桜えびの中には、桜えびではなくオキアミから作られている物があるのをご存知でしたか?味も形もよく似ている桜えびとオキアミのその違いは一体何なのか、探ってみました。

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桜えびとオキアミはどう違うの?

挿絵①_桜えびとオキアミ

桜えびとオキアミは、海の中に住んでいることと体の色がほぼ同じという点では一見同じ種類の生物のように見えますが、実は、生物学上まったく異なる海洋生物です。

桜えびってどんな生き物?

挿絵②_桜えびとオキアミ

桜えびは、エビやカニと同じ甲殻綱でサクラエビ科に属した深海に生息する生物です。桜えびの生息地は、東京湾、相模灘、駿河湾の三海域のみで、その中でも水揚げが許可されているのはここ駿河湾の由比と大井川漁港だけです。海外では台湾で水揚げされますが、国内では駿河湾だけということになります。

桜えびは、お吸い物から揚げ物などダシとしても具材としてもエビ独特の風味と甘みが楽しめる優れた食材で、カルシウムやDHAもたくさん含まれています。

オキアミってどんな生き物?

挿絵③_桜えびとオキアミ

オキアミは、軟甲綱オキアミ科の生物で冷たい海域に生息するプランクトンの一種です。別名ツノナシオキアミやイサダとも呼ばれますが、私たち地元静岡では「あみえび」と呼んで親しまれています。

日本では三陸海岸の太平洋海域、海外では中国や南極海あたりに生息し、年間3~5万トンが水揚げされます。桜えびと同様、生きているオキアミの体は透明ですが、水揚げされた後に赤みを増します。

漁獲されるオキアミのうち約半分が養殖魚や海釣りのエサとして市場へ流通します。劣化が早く色も変わりやすいため食用としての流通はあまり高くありませんが、干しえびの他、スナック菓子やふりかけ製品の材料として加工品に使われています。

桜えびに比べオキアミは価格が手頃な上、色みやカルシウムの高さでも引けを取らないため、希少な桜えびの代用として売り出されることが多いようです。

ちなみに、プランクトンをエサとする桜えびはオキアミを食べて生きてるんですよ。面白いですね。

桜えびとオキアミの体のサイズ

桜えびの体長は約3~5センチで、オスよりもメスの方が体格が大きいのが特徴です。体長の2倍もある長いヒゲが付いており、体の表面には点々とした赤い発光体が155個あります。これが夜の海ではキラキラ光るので「海の宝石」とも呼ばれています。ちなみに、この発光体が多いと旨みが上がるんです。
オキアミの体長もおよそ3~6センチで桜えびと似ています。大きさは生息地によって異なりますが南極オキアミと呼ばれる種類が一番大きく、オキアミをエサとするクジラが生息する南極エリアだからこそ大きなオキアミが育つのかもしれません。

桜えびとオキアミの見分け方

挿絵④_桜えびとオキアミ

見た目がかなり似ている桜えびとオキアミ。見分けるポイントは次の通りです。

ポイントその1「原産地」

桜えびの水揚げは100%駿河湾で行われます。商品パッケージを見て、原産地名が駿河湾となっていれば本物の桜えびです。それ以外、三陸産や中国産などであればオキアミ製品になります。これが一番見分けやすい方法です。

ポイントその2「形」

桜えびにはヒゲがついていますがオキアミにはありません。よく見てみると短い角のようなものがあるだけです。このことからオキアミは別名「ツノナシオキアミ」とも呼ばれています。また、オキアミの胴体には桜えびの持つ発光器がなく胸元から足が細かく生えているのも異なる点です。

ポイントその3「価格」

本物の桜えびは水揚げ時期が限られているので、お値段も100グラムほどで数千円するなど高価です。もし乾燥もので安い桜えびがあったら、その多くは東南アジアなどから輸入されたオキアミかアミエビといえるでしょう。

ポイントその4「色」

オキアミは水揚げ後に赤みがかかります。そのため、桜えびとうたったオキアミ製品は見た目の赤みがはっきりしています。また、オキアミは古くなると白っぽくなるので見分ける目安となります。

ポイントその5「味」

桜えびは、香り、甘み、旨みともに高くダシもよく取れます。オキアミも香りと食感は桜えびと似ていますが、甘みや旨みが低いため味に薄さがあるといえます。

まとめ

  • 桜えびとオキアミは違う生物
  • オキアミはエビではなくプラントン
  • 桜えびとオキアミは見分けられる

おいしい産業ではオキアミは取り扱っておりません、桜えび(駿河湾産・台湾産)のみとなります。

「さいごに」

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