防ごう食中毒(春編)

カテゴリー:食中毒について

意外と多い春の食中毒

2016年は2万人が食中毒になるなど、食中毒は以外と身近な問題です、しっかりと予防策を覚える事で未然に防ぐように致しましょう。

そもそも食中毒とは?

食中毒を起こすもととなる細菌やウイルスがついた食品、もしくは有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、げりや腹痛、発熱、吐き気などの症状が出る病気のことです。

食中毒が一番多いのは6月。温度管理に注意!

6月から9月は気温が高く、細菌が育ちやすい。細菌による食中毒にかかる人が多くでるのはこのためです。
食中毒を起こす細菌は、土の中や水、ヒトや動物のひふや腸の中にも存在していて、特別な菌というわけではありません。そのため、食材を獲る・加工する途中で菌がついてしまったり、ご自宅で調理をするときにも注意が必要です。
調理後も加熱していない食材や水分量が多いものをあたたかい部屋に長時間置いたままにしておくと、細菌が増えてしまいます。
すぐに食べない物に関しては、必ず冷蔵庫に入れるなど温度管理をしっかりするのが重要です。

春は食中毒の心配はない??

厚生労働省の月別発生件数では、2016年4月は患者数2,059件と全体の約1割弱と多く夏と比べても多い位です。4月~6月に多いのはノロウイルスとカンピロバクターで患者の82%に上ります。ノロウイルスは冬に流行しておりますが、最近は1年を通して注意が必要になりつつあります。
春は夏に比べて食中毒の関心が薄い、冬に比べて加湿をしない、花見やBBQを行う為、加熱が十分ではない食品や長時間暖かい場所においておいたお弁当を食べてしまうなど、注意が必要です。

ノロウイルスには気をつけましょう。

冬に流行するウイルスで、カキなどの二枚貝を生や十分加熱しないで食べた場合や、汚染された水道水や井戸水などを飲んで感染することもあります。感染力が強く学校や会社では出勤・登校停止を定められるほど。ノロウイルスは、少量でも手指や食品などを介して口から感染し、下痢、おう吐、吐き気、腹痛などを起こします。 また、一度感染した人でも、繰り返し感染することがあります。特に子供や高齢者、免疫の低下した方などは、ノロウイルスに感染した場合に症状が重くなることがあるので、ご家庭でも特に注意が必要です。

ノロウイルスで休んだ後はすぐに出社・登校しても良いの?

ノロウイルスに感染した人は、症状が治まっても、または、症状が出なくても、長い時は1カ月ほどウイルスを排出し続けていることがあるとされ、この点についても注意が必要です。症状が治まっても安易な自己判断で学校や会社に行くことは避けて、医療機関の指示を仰ぐことが重要です。

簡単に出来る食中毒予防のポイント

ノロウイルスによる食中毒を防ぐためには、「加熱」「手洗い」「消毒」が重要です。ノロウイルスによる食中毒の原因としては、人から人への感染が最も多いことから、周りの方々とも声をかけあって、会社や学校が1つになって手洗いやお弁当を作る際の注意の呼びかけを行いましょう。体調が優れない時は人が集まる所に行かない事も予防になりますので注意致しましょう。
【ダウンロード】厚生労働省のノロウイルス食中毒予防対策リーフレット

感染が広がらない為に

万が一ご家庭内で感染者が出た場合は、①ドアノブ、トイレ、浴槽をこまめに掃除する、掃除する時は次亜塩素酸ナトリウムを利用する。②下着やシーツを洗濯する際は次亜塩素酸ナトリウムでつけ置きして洗濯してしっかりと乾かす。③まな板、包丁含めた調理器具なども洗剤で洗った後に次亜塩酸ナトリウムに浸して消毒をするようにしましょう。
ノロウイルスは症状が落ち着いてからもウイルスの排出が続きます、落ち着いたからと言ってすぐにやめるのではなく、医療機関に相談しながら適切に対応しましょう。

感染者が吐いてしまった場合、おう吐物など感染の疑いがあるものを触る際は、エプロンとマスクとゴム手袋を付けて、ビニール袋などに密閉した上で、廃棄しましょう。床や壁についてしまった際は、ペーパータオルで飛び散らないように静かにふき取った後、次亜塩素酸ナトリウムで浸すように床をふき取りましょう。

次亜塩素酸ナトリウムというとどんな商品なんだろう?って考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、花王様で販売しているキッチン泡ハイターやハイターがそれに該当しております。食器に使う場合は柄物、繊維で作ってある器、漆器など使えない物もありますので注意しながら利用しましょう。またつけ置き洗いをしている事を知らずに除菌中のコップを洗わずに使ってしまい、相談を受けるケースがあるので家族に一言伝えたうえで準備しましょう。

カンピロバクターとは?

鶏や牛、豚の腸内に生息していて、十分に加熱されていない肉(特にとり肉)や、臓器を食べること、カンピロバクターに汚染された飲料水、生野菜などを口に入れる事が原因となるなります。また、ペットから感染することもあります。カンピロバクターに感染すると比較的少ない菌数であっても腸炎になり発熱、倦怠感、頭痛、吐き気などの症状があります。BBQ等加熱が十分になりにくい場所でご飯を食べた後に症状が出たらすぐに病院に行きましょう。

バーベキューや調理をするときの注意事項

カンピロバクターは熱に弱く、65℃で1分以上加熱すると死滅すると言われております。結構簡単だねって思うと思いますが、冷蔵の物や冷凍の塊肉を調理すると中心はまだ火が通っていない事もあるので注意が必要です。
ご自宅であれば、から揚げを作る場合は解凍を行い冷蔵状態から作るのがベスト、もしも冷凍状態から作る場合は低い温度からじっくり上げることで中まで火が通ります。もしも中心に火が通ってない場合は電子レンジを使うなどして中まで火を通しましょう。

バーベキューの場合も同様で冷凍の物は解凍してから火に掛けましょう、解凍が出来て無いから強い火であぶろうとすると外は焦げるけど中まで火が通りません。なるべく時間をかけて焼けるように火の強さや焼く位置に気を付けるように致しましょう。
食材を切る際は、1.調理済み食品2.野菜3.生肉、生魚の順番に切るようにすること、生の物を切る際は出来るだけ消毒されたペーパーなどで小まめに拭くことで菌が他の食材に移ることを防げますので注意して行いましょう。
殺菌されていない井戸水や川の水、湧き水は出来るだけ飲まないようにすることが大事です。

まとめ

  • 春はノロウイルスとカンピロバクターに注意
  • ノロウイルスに感染したら除菌をしよう
  • ノロウイルスは完治してもすぐに出勤、登校しない
  • カンピロバクターは熱に弱い
  • バーベキューをする際はちゃんと加熱する